所有者の意識改革が社会を変える――マンション鑑定とコンサルティングで切り拓く人生100年時代
株式会社トレードハウス 代表取締役 松本 孝一
現在の仕事についた経緯は?
分譲マンションは、デベロッパーの大手不動産会社が管理会社を通じて自社グループの利益を優先、過大な管理費等の徴収により、所有者利益を阻害する一方、マンション管理組合を構成する各区分所有者は、全ての住民の方の管理組合による所有者利益実現に対する意識が必ずしも充分という訳でもなく、管理会社によるマンション管理の実質的支配が継続する実態があります。こうした業界による消費者支配の構造は他の業種でも見られますが、こうした日本社会にみられる搾取構造を改革するため、所有者の意識改革と自立、競争環境の導入等による管理費等の適正化の必要性を痛感し、「マンション鑑定」に取組んでいます。
仕事へのこだわり
行政での仕事が長かったですが、元々、行政を仕事場として選んだのは、若いうちから仕事を任され、裁量権が大きいことが最大の魅力でした。日本では、しばしば、「縦割り行政」の弊害が大きいと指摘されますが、逆に言えば、権限が縦割りの各省庁、各部局各課、各係にまで下りていて、私の場合は、主に企画系のセクションを経験させていただいたので、各セクションでの在任期間(概ね2年と短い)において、何か自分なりの足跡を残すことを心掛け、主体的に仕事に取組むことをモットーとしてきました。
現在は、上記「マンション鑑定」のコンサルティングを通じて個々の区分所有者等と向き合い、管理会社との間の管理費等の適正化問題に取り組んでいるほか、パーソナル法人(ひとり社長の法人)やファミリー法人(家族でつくる法人)を設立し、家計可処分所得を増加させ、人生100年時代と言われる現代を生き抜くための方策のご提案等を含め、各種コンサルティング業務を実施するための基盤整備に取組んでいます。
また、その土台創りとして、マンガでビジネスをわかりやすく解説する「そうせい/AI時代のビジネス漫画大学」を、教育系YouTubeチャンネルとして運営する等、未来に向けた情報発信をしています。
https://www.youtube.com/@sousei_ai_manga?sub_confirmation=1
若者へのメッセージ
私が就職した昭和の時代は、いったん就職すれば、定年まで、更には、定年後も、就職先にお世話になることを予定する時代でした。高度成長期は既に終わっていましたが、高度成長期に確立した「終身雇用制」が健在で、「いい会社」に就職するのが、人生の最大の目的とされていた時代でした。
現在は全く様子が異なります。「終身雇用制」は実質的には崩壊し、転職や起業が当たり前、むしろ、その方が、個々人の幸せにもつながっていく、そういう時代になったと実感しています。
若い人にとっては、これを前向きに「大きなチャンス」と捉えて欲しいと思います。
終身雇用で決められた人生を歩んでいくのではなく、いろいろ壁に当たることもあるかとは思いますが、自らの力と裁量で、仕事の内容もその形態(雇用か自営か等)も、選択でき、仕事を主体的に進めていく環境も整ってきています。
是非とも、チャレンジングな仕事、職業人生を送っていただきたいと思います。
【企業情報】
株式会社トレードハウス
- 本社住所:
- 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-11-18 711ビル301
- HP:
- https://trade-house.tokyo/
- 設立:
- 2009年2月
- 代表取締役 :
- 松本 孝一