採用を、経営の前進装置へ。創業2年半で530社を熱狂させるIXMILEが描く、47都道府県の“起業家”構想
株式会社IXMILE 代表取締役 西村 優吾
千葉県千葉市に拠点を構える株式会社IXMILE(イクスマイル)。 設立からわずか2年半。驚異的なスピードで成長を遂げるこのスタートアップは、いま人材業界の既成概念を次々と塗り替えている。スタートアップの伴走支援から、クリエイティブ領域の共創、そして地域経済を揺さぶる千葉特化型の求人メディアまで。彼らのアプローチは、極めて多面的で、かつ本質的だ。特筆すべきは、同社の思想に共鳴し、セールスパートナーとして手を取り合う企業がすでに530社を超えているという事実だ。採用を「単発の欠員補充」としてではなく、企業の運命を動かす「経営の前進装置」と捉え直す独自の支援設計が、感度の高い経営者たちから圧倒的な支持を得ている。なぜ彼らは、これほどまでに速く、深く、マーケットに食い込めるのか? 代表の西村優吾氏が語ったのは、単なる事業拡大のロードマップではない。それは、千葉から始まり全国47都道府県へと波及していく、壮大な“起業家輩出”の物語だった。創業の原点から、サービスの全体像、そして未来の構想まで、その核心に迫る。
社名は『人と無限の笑顔』の掛け算。IXMILEが『採用屋』であることを拒む理由
「採用は、目的ではない。企業を成長させるための、最もパワフルな『手段』に過ぎない」。IXMILEが貫くこの姿勢は、巷に溢れる「採用人数を追うだけの支援」とは一線を画す。彼らが向き合うのは、目の前の求人票ではなく、経営者の頭の中にある「解くべき課題」だ。中長期的な経営戦略から逆算し、その解決のために「いま、どんな一人が必要なのか」を緻密に設計する。その眼差しは、採用コンサルタントというより、むしろ「経営の参謀」に近い。
この哲学は、「IXMILE」という社名に鮮やかに刻まれている。 「I(人)」×「X(無限・交流・未知数)」=「SMILE(笑顔)」 人と人が出会い、化学反応が起きることで、可能性は無限に広がり、社会に笑顔が溢れ出す。そんな未来を本気で手繰り寄せたいという願いが、同社の根底に流れている。採用という「点」の支援に留まらず、組織が動き、企業が変貌を遂げる「線」のプロセスに寄り添うこと。人が加わることで生まれる変化を、最も近くで加速させるパートナーであること。
「私たちは、単なる採用屋ではありません。経営者の孤独な決断に寄り添うアドバイザーでありたい」 西村氏のこの信念こそが、IXMILEのサービスに他社には真似できない深みと、確かな温度を与えている。
囲い込みを捨て、“選ぶ自由”を。IXMILEが提唱する、共創型の『コンペ式伴走支援』とは
IXMILEの支援スタイルは、従来のコンサルティングの常識とは一線を画す。あえて一社完結を目指さず、複数の外部パートナーを巻き込んで「企業がパートナーを選べる自由」を創出しているのだ。
Web制作、採用ブランディング、動画、SNS運用——。 プロジェクトごとに各分野のスペシャリストを集め、顧客の目の前で「コンペ」を実施する。顧客はそれぞれの提案を比較し、自社の文化に最もフィットする「誰と組むか」を納得して選ぶことができる。IXMILEは単なる仲介者ではなく、このマッチングを最適化し、成果まで責任を持つ「最強の伴走者」として機能する。
選ばれた精鋭たちは一つのチームとなり、半年から年単位の長期スパンで企業の未来を共に創っていく。すべての情報は関係者間でオープンに共有されるため、施策のズレや分断は起こらない。
この「透明性の高いプロ集団の共創」こそが、IXMILEが圧倒的な信頼を得ている理由だ。現在、この思想に共鳴し連携するパートナー企業数は、すでに530社を突破。一社では成し得ないスピードとクオリティで、企業の変革を加速させている。
千葉の100年を、1万円で変える。常識を破壊する求人メディア『チバカケル』が狙う、採用の完全自由化
千葉に深く根を張るIXMILEが、HR業界の既存構造へ投じた一石。それが、地域密着型求人メディア『チバカケル』だ。掲げる旗印は、極めて野心的な「採用の自由化」。企業の首を絞め続けてきた“採用コスト”と“運用の手間”を、根底から破壊する設計になっている。
そのスペックは、業界の常識を遥かに逸脱する。 「掲載数無制限、成果報酬なし、追加料金なし。さらに求人作成代行まで付いて、年間わずか1万円(掲載料)」
西村氏はこの破格の挑戦を、「千葉県のこれから100年間の採用単価を、100万円以下にまで押し下げる覚悟の現れ」だと語る。コストが壁で動けない企業、埋もれている地元の名店、そして千葉で働きたい求職者。双方が出会えない「機会損失」という病を、圧倒的な低価格という処方箋で解決し、まずは企業が“相談し始める入口”を作り出した。
首都圏にありながらエリア格差が激しく、職種の偏りも大きい千葉県。だからこそ、この地で「採用を切り口にした地域全体の底上げ」を成功させ、唯一無二の成功モデルを確立する。その視線はすでにHR領域を超え、地域経済を支える総合プラットフォームの構築、そして全国47都道府県への横展開を見据えている。
「千葉でできたことは、日本中でできるはずだ」 料金設定は変えず、志も変えない。IXMILEが千葉から放つ熱量は、日本の採用の在り方をアップデートし、地方の可能性を解き放とうとしている。
47人の起業家を育む“4名1組”の絆。IXMILEが『全員経営』を仕組み化する理由
IXMILEの組織図には、独自の設計思想が貫かれている。特徴的なのは「4名1組」を基本単位とする偶数チーム制だ。マネージャーが直接向き合うメンバーを3名に絞ることで、一人ひとりの微細な変化にも気配りが行き届く「高密度なコミュニケーション」を実現。同じ景色を共有し、互いを補完し合える偶数組織こそが、爆速で成長するスタートアップにおける最小最強のユニットだと考えているからだ。
「人の採用」「人の教育」「事業投資」。この3領域には、いかなる時も投資を惜しまない。 西村氏が見据えるのは、単なる従業員の育成ではなく、47都道府県を牽引する「47人の起業家」の輩出だ。そのために、戦略立案から財務、マーケットリサーチに至るまで、経営の全ノウハウを全社員へオープンにする。
移転先の内見には全員が足を運び、全員の合意で決める。サービスロゴの決定は全社員ピッチ型で決定する。「会社から与えられた器」ではなく、「自分たちで選んだ城」にするためだ。
「自ら考え、発信し、形にする」 この経験の積み重ねこそが、何よりの教育。IXMILEは、会社を“労働の場”ではなく、一人ひとりが事業主として牙を研ぎ、自走するための“実験場”へと変えようとしている。
スタートアップ支援強化へ。「外部CHRO」から“支援不要の世界”へ
西村氏は、かつては過去に大手人材会社で、スタートアップ企業の事業責任者としてゼロイチを牽引した経験を持つ。そこで目の当たりにしたのは、画期的なアイデアを持ちながらも、実績・予算・リソースの欠如ゆえに「採用」という壁に阻まれ、失速していく企業の姿だった。
この構造的課題を打破すべく、IXMILEが展開するのが「外部CHRO」という仕組みだ。税理士が会計を、社労士が労務を支えるように、採用もまたプロの手に委ねる。それにより、起業家が「本来集中すべき事業成長」に全リソースを投下できる環境を、定額制のフルサポートによって実現した。
しかし、IXMILEの真の野心はその先にある。 彼らが目指す最終ゴールは、皮肉にも「支援がいらなくなる世界」だ。中長期的には、戦略立案から実行までのノウハウを型化し、誰もが自力で組織を拡大できる環境やサービス提供を見据えている。「支援者が介在し続けなければならない状況は、不健全」と考えて スタートアップの本質的な自立を願い、自らのビジネスモデルすら塗り替えようとするIXMILE。その挑戦は、日本のスタートアップエコシステムの在り方を根底から変えようとしている。
指先が教える、人生のバランス。IXMILEが貫く『三倍返し』の利他哲学
西村氏の経営の根底には、ある独特な「指の教え」がある。 「拳銃の形を作ってみてください。人差し指は相手を指しますが、残りの三本の指は、必ず自分を向いていますよね」
相手に向けた一言も、投げかけたアクションも、その三倍の重みとなって自分自身に返ってくる。西村氏はこれを「三倍返しの哲学」と呼び、自らの戒めとしている。相手を傷つければ三倍の痛みとして戻り、逆に相手を思いやり、笑顔にすれば、三倍の幸福となって自分を支えてくれる。
この価値観は、そのままIXMILEの事業姿勢に直結している。 顧客、パートナー、そして共に働く社員。目先の利益を追うのではなく、目の前の「人」との関係性を誰よりも丁寧に育むこと。その愚直なまでの誠実さが、結果として揺るぎない信頼を生み、事業を動かす最大の推進力となっているのだ。
「採用のプロ」である前に、一人の人間として、関わるすべての人と真摯に向き合う。 IXMILEが掲げる“採用の自由化”は、単なる効率化ではない。雇用を通じて、働く人と企業の両方に「三倍の笑顔」を届ける挑戦だ。その熱波は今、創業の地・千葉から、全国へと広がり始めている。
【企業情報】
株式会社IXMILE
- 本社住所:
- 〒262-0033 千葉県千葉市花見川区幕張本郷1-3-5 大岩ビル505
- HP:
- https://ixmile.jp/
- 設立:
- 2023年9月
- 代表取締役:
- 西村 優吾